3.2.12. TM・用語集を管理する

FelixのTM・用語集の管理機能が新しくなりました。

[TM・用語集の管理] ウィンドウ

[TM・用語集の管理] ウィンドウ

従来の[メモリ管理] 画面を選択することもできます。古いバージョンのWindowsをお使いの場合も、従来のメモリ管理画面となります。

3.2.12.1. 操作

各TM、用語集について、実行できる機能が並んでいます。

表示

翻訳メモリ、用語集の詳細情報を表示します。

編集

翻訳メモリ、用語集の詳細情報を編集できます。

一覧表

翻訳メモリ、用語集に登録されている翻訳、用語データを一覧表示します。

QC

QCを実行します。詳細は、:ref:「品質管理」を参照してください。

退避

翻訳メモリ、用語集を退避させます。[退避] をクリックすると、変更を保存するかどうかの確認メッセージが表示されます。

3.2.12.2. グローバルメニュー

TM、用語集の一覧の下に、使用する翻訳メモリ、用語集を選定するためのグローバルメニューが表示されています。

取り込み

翻訳メモリまたは用語集をロードします。

新規作成

新規の翻訳メモリまたは用語集を追加します。この空の新規ファイルはリストの最上列に表示されます。

すべてを削除

すべての翻訳メモリと用語集を退避させます。

3.2.12.3. TMや用語集の順序を入れ替える

TM、用語集一覧の右端の欄に、上矢印、下矢印のボタンが表示されています。このボタンをクリックすると、翻訳メモリや用語集の順位を上下させることができます。新規のエントリは、最上位に表示されている翻訳メモリや用語集に登録されます。

3.2.12.4. 品質管理 (QC)

翻訳メモリや 用語集の品質管理機能を使用できます。目的の翻訳メモリや用語集の**QC**をクリックします。

QC をクリックすると、その翻訳メモリや用語集の品質上の問題が一覧表示されます。エントリの下に、検出された問題に関するメッセージ(例:Number Check: Number 3.2.11 in source but not in target )が表示されます。この訳文を編集または削除したり、あるいは翻訳の詳細を表示することができます。

QCの設定を行うには、[TM・用語集の管理]ウィンドウの下部にある**QCチェックの設定**をクリックします。 以下のQC設定が可能です。

数字
原文と訳文の数字の一致性をチェックします。
ALL CAPS
原文と訳文の、大文字のみの単語の一致性をチェックします 。
用語
原文の用語に対する訳文の用語の一致性をチェックします。
リアルタイム
リアルタイムチェックを実行します。このオプションを選択すると、Felixは翻訳中に追加した訳文について随時QCを実施します。

3.2.12.5. 翻訳メモリ、用語集をアクティブ/非アクティブに設定する

翻訳メモリや用語集を非アクティブに設定することができます。翻訳メモリ、用語集をアクティブ/非アクティブにするには、目的の翻訳メモリ、用語集の 編集 をクリックし、”有効” チェックボックスのチェックを外します。

非アクティブの翻訳メモリや用語集は、TM・用語集一覧の中で薄いグレーの文字で表示されます。TMや用語集が非アクティブですと、コンコーダンス(一致)検索や全文検索では利用できるものの、メモリ検索や用語集検索では使われません。これらは、[原文一致の検索]や[訳文一致の検索]の対象にはなりますが、通常の訳文、用語の照会の対象にはなりません。

3.2.12.6. 以前のバージョンのメモリ管理ウィンドウ

翻訳メモリは一度にいくつでも開くことができますが、コンピュータの物理メモリとディクススペースに依存します。メモリの管理は、[メモリ管理 ] ウィンドウで行います。

[メモリ管理] ウィンドウを呼び出すには、 ツール メニューから メモリの管理… を選択します。

ツールメニューから[メモリ管理] ウィンドウを呼び出す

[メモリ管理] ウィンドウが表示されます。

[メモリ管理] ダイアログボックス
メモリの一覧
現在ロードされている翻訳メモリの一覧が表示されます。チェックボックスが選択されているメモリが“アクティブ”なメモリであり、アクティブメモリだけが検索などに使用されます。
上に移動
選択したメモリをリストの上位に移動します。リストの一番上にあるメモリは“アクティブ”メモリで、このメモリに新しいエントリが追加されます。
下に移動
選択したメモリをリストの下位に移動します。リストの一番上にあるメモリは“アクティブ”メモリで、このメモリに新しいエントリが追加されます。
追加...
Felixにメモリを追加(ロード)します。
削除
Felixから特定のメモリを削除(アンロード)します。メモリファイルそのものをコンピュータのハードディスクから削除する機能ではありません。
メモリ情報ビュー

選択中のメモリに関するさまざまな情報を表示します。

ファイル名:
選択中のメモリのファイル名
作成者:
メモリを作成したユーザー名
分野:
メモリの分野(サブジェクト)
作成日時:
翻訳メモリが作成された日時
起点言語 ::
メモリの原文の言語
目標言語:
メモリの訳文の言語
クライアント:
このメモリを使用するクライアント(顧客)
エントリ数:
メモリ内のエントリ数
ファイル・サイズ:
ディスク上のメモリファイルのサイズ
信頼度:
メモリのエントリの信頼度(最小、最大、平均)
確認済み%:
検証済みのエントリの割合
ロック有効:
メモリのロック状態を示します。メモリのロックについては、下記を参照してください。
情報を編集
メモリ情報を編集します。このボタンをクリックすると、情報エリアが編集可能になり、ボタン名が編集を終了に変わります。 太字の項目の値を変更することができます。編集を終えたら、**編集を終了**ボタンをクリックします。
OK
設定を適用してウィンドウを閉じます。
キャンセル
設定を取り消して終了します。

詳細設定... をクリックして、信頼度の一括設定、確認済みの一括設定、メモリのロック/ロック解除が行えます。

[メモリの詳細設定] ダイアログボックス
信頼度の一括設定
メモリ内の全エントリに同じ信頼度を一括して設定します。
確認済みの一括設定
メモリ内の全エントリを「確認済み」に設定します。
ロック

メモリをロック/ロック解除します。メモリのロック/ロック解除を行えるのは、メモリの作成者だけです。ロックされたメモリは、検索に利用できますが、エントリを追加、編集、削除することはできません。自分以外のユーザーが作成したメモリのロックを解除する場合は、[名前を付けて保存... ] でいったん別のファイルとして保存します。これで、この新しいメモリファイルの作成者として、メモリのロックを解除することができます。

[名前を付けて保存... ] 機能は、例えばクライアント支給の参照メモリなので編集できない場合や、あるいは複数の翻訳者で使用する共通メモリが個々の翻訳者に変更されるのを避けたい場合などに便利です。